広島県の銀山街道
 
 
  

●三次から尾道へ

  大森町を出発し、赤名宿へ到着した輸送隊は、いよいよ広島県(備後国)へと入ります。千日峠と仏ガ峠の二つの峠を越え、布野宿でわずかな休憩を取り、山陽と山陰を結ぶ交通の要衝地であった三次(みよし)宿で二日目の宿を取りました。翌朝、一行は馬洗川(ばせんがわ)に沿って三良坂(みらさか)へ入り、吉舎(きさ)で昼食をとり、宇賀(うが)峠を超えて尾道へと向かいます。途中、今高野山の門前町として発達した甲山(こうざん)宿(世羅町甲山)で三日目の宿を取りました。翌朝、輸送隊は御調(みつぎ)宿で休憩を取った後、尾道に向かい、尾道に到着すると本陣を勤めていた笠岡屋に銀を預けました。

  島根県大森町を出発して、陸路3泊4日で尾道に到着し、そこで広島藩の藩船に銀を積み、播州室津で御銀船に積み替えて、大阪に向ったそうです。

 

            (道重哲男・相良英輔『出雲と石見銀山街道』吉川弘文館、2005より)
●取材に行きました。(2008年6月18日)
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